トレーラーハウスは、車検付きと車検なしタイプがあります。
2つのトレーラーハウスの違いを紹介します。
トレーラーハウスを購入したい方、製作したい方は必見です。
車検有り無しのトレーラーハウスの違いを項目ごとに比較して説明します。
車検を取得(ナンバープレート交付)できるトレーラーハウスを「車検対応型」
車検が取得(ナンバープレート交付)できないトレーラーハウスを「特殊車両型」と呼称します。
比較項目はこちらです。
(1)サイズ
(2)移動条件
(3)設置条件
(4)移送費
(5)車の税金
(6)本体価格
それでは順番に見ていきます。
(1)サイズ
トレーラーハウスは、製作できるサイズに制限があります。
「車検対応型」は、道路運送車両の保安基準第2条の制限内で製作します。
全長12m 全幅2.5m 全高3.8m迄に収めます。
「特殊車両型」は、保安基準第2条の制限を越えた大きさで製作可能です。
ただし、主に全長13m、全幅3.4m、全高4.1m程度までに収める傾向があります。
(2)移動条件
トレーラーハウスを公道で牽引走行するには条件があります。
「車検対応型」は、車検取得(ナンバープレート交付)して移動させます。
車検が有効であれば自由に公道を牽引移動できます。
「特殊車両型」は、運輸局で基準緩和の認定を受け、道路局で特殊車両通行許可を申請・取得して移動させます。
先導及び後方の安全確認用車両が同伴します。
(3)設置条件
トレーラーハウスを設置する場合は、管轄する行政で事前に確認します。
「車検対応型」は設置可能でも、「特殊車両型」は不可の場合もあります。
基本「特殊車両型」の方が設置のハードルが高くなります。
また、現在は「特殊車両型」の設置が可能でも、管轄する行政の判断で後から「車検対応型」のみ設置可能となるケースもあるかも知れません。
「特殊車両型」から「車検対応型」にトレーラーハウス自体の改修変更は基本できません。
(4)移送費
トレーラーハウスは、初回購入時や移設時に移送費が必要です。
トレーラーハウスのサイズや距離によって価格が異なります。
「特殊車両型」は、「車検対応型」に比べて移送費が高くなります。
(5)車の税金
「車検対応型」は、購入時に環境性能割(旧:自動車取得税)として、本体価格の3%が必要です。
その他に自動車税、重量税、自賠責保険が必要です。
車検は、初回2年次回以降1年車検となります。
「特殊車両型」は車の税金は不要です。
(6)本体価格
「特殊車両型」は、「車検対応型」に比べて室内が広く製作していますので本体価格は高い傾向にあります。
まとめ
「車検対応型」は、設置条件をクリアーしやすかったり、本体価格・移送費を抑えるメリットがあります。ただし、製作できるサイズ制限や車の税金が必要になります。
「特殊車両型」は、ハウス室内が広かったり車の税金が不要などのメリットがあります。
ただし、設置条件の問題や本体価格・移送費が高い傾向にあります。